水戸街道の道筋、下高津と大町の間を流れる桜川に架かる銭亀橋の歴史は古く、土浦の歴史を語る時には必ず名前が挙がる有名な橋です。歴史的な橋というだけでなく、木橋の景観、銭亀橋からの眺望の美しさは語り草となりました。しかし、数多くの土浦の風景画に描かれたような昔の情緒は現在は全くありません。銭亀橋も実に平凡な橋に姿を変えてしまいました。土浦市大町の下高津坂下から続く沿道には、マンションなどの新しい住宅と、古い家屋とが混在しています。それでも、この沿道には古い街並みが比較的よく残っているのではないでしょうか。
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