土浦市小松のR125沿道の街並みは、大岩田から阿見町へと延々と続きます。平凡としか言いようのないこの沿道風景を見て、誰も興味は持たないかもしれません。しかし、私のように、霞ヶ浦土浦入の南岸地域と縁がない者にとっては、この地域に特有の文化の存在を感じます。土浦市街地の北部、真鍋〜木田余(きだまり)〜手野町辺りの沿道と比較すると、同じ土浦市内でありながら、沿道の外観の違い(文化の違いのあらわれ)が第一に感じられます。『マッピング霞ヶ浦*』の「〔97/10〕稲敷路(土浦〜浮島)」で延々とご紹介する「霞ヶ浦南岸地域」(土浦市〜阿見町〜美浦村〜稲敷市(旧江戸崎町)〜稲敷市(旧桜川村)〜稲敷市(旧東町))の文化圏の始点であることが了解されてきます。地域特性の違い、地域の成り立ちの違いといったことがおそらくその背景にあるのでしょう。
|