故・保立俊一さんが土浦の川の風景を描いた画です。何と美しく、愛おしい風景なのでしょうか。
「水の都」と呼ばれた往時の土浦の美しい町の姿は、現在の市街からは想像すべくもありません。が、保立俊一さんによる画と文章からは特に「水郷都市・土浦」というイメージが広がってきます。私の個人的な土浦の記憶と、目にすることのなかった往時の美しい水郷都市・土浦のイメージとが重なり合ってきます。
この度の企画「〔18/08〕土浦・20年前と今」は、ほぼ20年前の企画「〔99/01〕土浦・水郷都市の面影をたどる」をビフォー、現在をアフターとして、ビフォーアフターを比較し土浦という都市がどう変遷したかを確認しようとする試みです。しかしながら、美しいとは言い難い時代の変化を比較したところで、往時の美しさはその片鱗も引き出せません。
そこで、この企画の開巻劈頭に保立俊一さんの画を参照リンクさせてもらい、美しかった本来の土浦(ビフォーの源)と変容後の土浦(20年前と今)を比較しておきたいと思います。
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