茨城県の幹線道路・国道6号線は水戸街道が起源です。街道筋がそのまま国道になったわけではなく、区間によっては旧街道とは異なる道筋となりました。現在では区間によってはその道がさらにバイパスされています。そうした道筋を小美玉から土浦にかけて通り抜ける体験をしました。
運転中、撮影はできないので、車を停めて撮った数少ないポイントの一つが中貫宿本陣です。中貫の集落は街道らしい雰囲気を豊かに残しています。その中でも一際印象的なのが本陣です。土浦市指定文化財です。教育委員会の説明板によると、本陣の建物は1864年(元治元年)、天狗党の焼打ちで消失した後、すぐに再建された建物であるとのこと。取手宿、稲吉宿の本陣と並ぶ水戸街道の貴重な建造物と解説されています。
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