いかにも元日ののどかな雰囲気を醸した風景ですね。ところで『マッピング霞ヶ浦*』では、中心のない霞ヶ浦*周辺地域をめぐってきましたが、茨城を中心に移動していた時にはあまり意識しなかった、東京への近さ意識が佐原駅の風景に触れて起きてきました。佐原駅のある成田線は利根川沿いから成田方向へ向きを変え、さらに総武本線に合流し千葉駅へと続きます。東京は千葉駅でさらに乗り換えていかなければなりません。紆余曲折を経てやっとたどり着くというこの成田線のイメージは、東京に直結する常磐線の土浦・石岡周辺とはかなり違います。言い換えれば、東京中心に見ると、ここ佐原が霞ヶ浦*周辺、水郷の入口になっているわけです。東京方面からはるばる佐原までやってくると、首都圏の郊外に来たという印象を抱くのではないでしょうか。
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