この季節、稲刈り後の稲の株から緑色の芽が伸びて水田は草原のように見えます。恋瀬川に広がる葦原もまだ緑色をしていますね。微妙に異なる緑色の色合いが印象的でした。この日はあまり天候がすぐれませんでしたが、遠くの風景が霞んで見える風景はいかにも霞ヶ浦らしく、愛郷橋から望む、高浜入最奥部(山王川)の霞んだ風景が一瞬目に入ってきました。対岸の玉里村は霞んでよく見えません。 ところで、昔の恋瀬川は愛郷橋よりも南に下ったところに本筋があり、愛郷橋が架かる現在の恋瀬川下流は近代に河川付け替えが行われた後の川筋です。霞ヶ浦舟運で高浜が栄えていた時代、掘削された霞ヶ浦の舟運路に恋瀬川の川筋を連結させたようです。 映像には記録できませんでしたが、恋瀬川には粗朶沈床(そだちんしょう)が設けられていました。これはアサザプロジェクトの取り組みにより設けられたものです。
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