新川から土浦港湾(旧川口川河口域)にかけての区画は、現在は土浦市川口二丁目という住居表示になっています。湖岸の川口運動公園にかけてのこの辺は昔は岡本埋立地という呼び方がされていたようです。さらにその昔は湿地帯もしくは霞ヶ浦の流域だったのでしょう。新川の河岸にある川口ポンプ場は、川口川が埋め立てられる以前は、川口川の水を新川に排出する目的を持っていたようですが、現在はどのような役割を持っているのでしょうか。港橋の西側(土浦駅側)は現在は埋め立てられ、もはや橋ではなくなった港橋が橋の形状を残したまま現在に至っています。1980年代まで土浦港湾はこの港橋を越えて、土浦駅構内に入り込んでいました。土浦市営駅東駐車場(立体駐車場)の現在地が港湾になっていました。この企画「〔99/01〕土浦・水郷都市の面影をたどる」では、これから旧川口川の川筋をたどっていきます。この港橋辺りが旧川口川の流れ出る霞ヶ浦の入り江の最上流域になります。
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