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かすみがうら*ネット記録アルバム

石岡学習会・概要とねらい

カテゴリ: 03/08/09石岡学習会 地域: 石岡市
(登録日: 2003/08/16 更新日: 2012/12/05)


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記録日: 2003/08/09 石岡市・まちかど情報センター

学習会・予定の内容


日時 2003/8/9(土)14:00〜18:50
場所 まちかど情報センター(石岡市国府3-1-16)
参加者数  17名
内容 「e霞ヶ浦」:地図・写真から霞ヶ浦・石岡の何が見えるか
  地図・写真を通してみる霞ヶ浦・石岡の姿
  恋瀬川流域の物質収支、水収支
  GIS、数値地図、地図画像、航空写真、古写真、古地図などの活用
  地図描画フリーソフト「カシミール3D」の紹介
  市民参加、NPO・行政・大学連携による情報活用の展開
話者
  今泉文彦(写真集『いしおか昭和の肖像』編纂者)
  元木理寿(地理学、立正大学大学院)
  村岡基晴(霞ヶ浦河川事務所調査課)
  前川道博(メディア環境学、東北芸術工科大学)
主催 かすみがうら*ネット
協賛 いばらきL3ネット
幹事 高野哲夫(土浦市立宍塚小)
 

学習会のねらいと中間まとめ


記録日: 2003/08/09 石岡市・まちかど情報センター
(2件)
01 前川道博:学習会の趣旨 02 前川道博:中間まとめ


話し手:前川道博さん(メディア環境学、東北芸術工科大学)
上の画像をクリックするとWindowsMediaビデオを再生することができます。高速回線で御覧ください。
 

学習会のねらい(補足)


●その1●市民参加型「e霞ヶ浦」のコーディネーション
 琵琶湖では、琵琶湖博物館の画像データベース構築、古い写真を活かした聞き書き活動、市民参加型の「ホタルダス」の活動など、情報を活用した地域ぐるみの取り組みが進んでいます。翻って霞ヶ浦には、こうした気運がなく、これからという段階です。「かすみがうら*ネット」ではkasumigaura.netサーバの皆さんへの開放、PushCornを使った協働学習の試みをこれまでにも進めてきたところですが、これからの活動をコーディネートしていくに当たり、古写真の収集、地域の人への聞き撮り、データのデジタル化、地図データの活かし方などを皆さんと一緒に考えていくことで、活動を一歩前進させていくことができそうな気がしています。GIS、数値地図、地図画像などまだご存じない方も多いことと思いますし、まずは皆さんと学習会を開くことから始まるのだろうかと思い、オフ会のテーマとしました。
 今泉さんが編纂された写真集『いしおか昭和の肖像』は、故・今泉義文さんがライフワークで撮影し続けた地域の貴重な写真集となっています。現在、石岡市に寄贈されたものですが、こういう資料に触れ、またその価値や役立て方を知ることで一歩踏み出すことができます。
 もう一つ、地域の理解には地図が欠かせません。幸いなことに、立正大・院の元木さんが地理学を専攻されています。ちょっと面白い「カシミール3D」というフリーソフトがあります。その特徴や活用法などがわかれば、皆さんの学習に役立てていただくことができます。国土交通省が先般ネット公開したウェブマッピングシステムの航空写真なども広義の地図データです。この機会に「数値地図」などについても知っていただくことがよいのではないだろうかと思っています。元木さんは「カシミール3D」についても詳しいので、解説をお願いしました。
→「カシミール3D」 http://www.kashmir3d.com/
 困ったことに、地域や環境などを考える専門分野が分立し、またそれぞれの専門は狭く深く、他の分野との交渉がありません。専門的に特化し過ぎた話は一般には難しすぎて接点が持てないというのが現状です。その結果として、研究活動が広く地域社会の役に立ちにくいという状況に陥っています。「かすみがうら*ネット」は異分野交流の場でもありますので、その接点をデザインしていこうという狙いでも考えています。
 「かすみがうら*ネット」はその交流の場、私はお互いにつながりのない皆さんの触媒でもありますので、オフ会を提案させていただきました。意見交換の中から、皆さんの「興味の発見」につながるもの、また具体的な「接点」が出てくるといいなあ、と思っています。

●その2●若手、学生さんとの地域連携のコーディネーション
 「いばらきL3ネット」については、4/27に会長の石川さんから皆さんへのお誘いがあったとおりです。

▽いばらきL3ネットの目的
本会は,歴史、科学、自然に興味を持つ者が、情報技術を活用し、文化の継承と
親睦を図りながらコラボレーション(協働)を行い、楽しみながらの社会貢献、
豊かな生き方の実現を目指すことを目的とする。

 「霞ヶ浦」よりも、より広域な「いばらき」が対象です。IT活用には若い力が欠かせません。茨城学生活動支援組織「ぐっぴぃ」を木村さんたちが立ち上げたことを知り、学生さんの力を是非、地域の生涯学習支援・IT支援に活かしていただこうということで、L3ネットの皆さんとL3ネットの活動に展開していくことの可能性を探って来ました。
 「コモンズ」(茨城県のNPO支援団体)-「L3ネット」-「ぐっぴぃ」という横の連携を葛貫さん、木村さんたちの連携で探り始めたところです。
 その具体的活動として、「アースデイつくば」の情報レポーター(IT活用支援)を提案しました。学生さんの興味やインセンティブを考えると、そのコーディネーションが難しいという問題提起もいただいています。「霞ヶ浦」が対象であれば、大学の研究活動などとの重ね方もできるので、木村さんとのやりとりの中ではその視点での可能性も探ってみようということになりました。

●その3●市民参加型活動の行政への提案
 茨城県が「霞ヶ浦環境センター」の設立準備を進めています。「市民参加・交流」も謳われていますが、言うまでもなく行政主導でできることは限られています。また一度、事業計画が固まってしまうと、軌道修正がききません。とりわけ、これからの時代に重要性を増していくと思われる「市民参加型活動」「IT活用」を県に提案していくことが大切だろうと考えています。
 あまり難しい話はいらないでしょう。「私にもできること」「私がやってみたいこと」を持ち寄っていただければ、それが市民参加型活動になります。活動の主体は皆さん、行政はその活動の支援、という連携を提案していけばよいわけです。「かすみがうら*ネット」をたたき台にこれをさらに発展させていくことができるとよいと思いますので、県に先行して霞ヶ浦データのWebGIS化、デジタルデータの整備を進めている霞ヶ浦河川事務所の取り組みを皆さんにも知っていただくことは、こういう行政連携のヒントになるのではないかと思い、村岡さんに説明をお願いしました。

 オフ会はまだ石岡で開いたことがありませんでしたし、皆さんにも石岡に来て触れていただくよい機会になるのではないかとも思います。石岡、またその周辺にお住まいの方で、まだお互いにお会いしたことのない方の方が多いと思いますので、お近くの方には御参加いただけるといいですね。

----メーリングリストk-netから 前川道博

 
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