2004年3月13日(日)13:30〜15:00於:宍塚小学校 主催:NPO法人宍塚の自然と歴史の会
鷲谷いづみ先生(東京大学農学生命科学研究科、東京大学21世紀COE生物多様性・生態系再生拠点リーダー) の特別講演を拝聴しました。
400万年前、地球上に人類の祖先猿人が登場して以来、 人は自然の恵み(どんぐりや果実)を採取して生きてきました。やがて石斧や槍といった道具を使って、大型の哺乳動物を攻撃し征服し始めました。
大型哺乳類の絶滅やイースター島の教訓、征服型戦略の限界は目に見えています。イースター島の話しを聞いていて公共事業に走る日本の姿が重なりました。
里山には行き詰った征服型戦略を見直す「学び」の場があります。歴史と風土によって育まれた文化があります。かつては薪や炭焼きに使われた雑木林が生活スタイルの変化によって顧みられなくなり、有志の方の努力によって藪が切り開かれ、休耕田に稲穂がなびき多様な動植物が甦った。
会場には、スタッフの方が準備してくれた里山の恵み 鳥の囀り、温かいおもてなしに溢れていました。 明日は「1日きこり」で里山の下草刈りに行きます。 感謝!!
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