水の大切さ この常陸風土記の丘を見渡す龍神山は石岡市染谷と、石岡市村上の2ヶ所に佐志能神社が祀られています。 染谷の神社が雌龍で、村上の神社が雄龍です。 両方の神様をあわせて龍神として、雨乞いの神様でした。 遠くの方からも大勢の人が訪れ雨が降るよう祈りました。 昔は現在のように灌漑施設(水路を作って田や畑に水を引く施設)が少なく、日照りの続くことによる干害が多く龍神様に雨を求めました。
風土記の丘の周りにはため池が3ヶ所あります。ため池とは水をためておく池のことで、日照りなどで田や畑の水がなくて困った時、池の水を流して使いました。風土記の丘の中にある池が金山池、金山池から進んで龍神の森入口の池が雄池で、左上にある池が雌池です。 龍神山の雄龍と雌龍にちなんで池の名前が付けられたのかも知れません。このように、ため池はお米を作るのに重要な役割を果たしていました。
龍神山や龍神の森はハンノキ等の 広葉樹などの木も多く秋、落ち葉が多く積もって森を潤し、雨水をためこれらの水が源流となってため池を通りまた、恋瀬川に注ぎ霞ヶ浦の水になります。恋瀬川は数多くのの支流からなり、源流は筑波山,吾国山,加波山などです。関東平野のため、近くには大きな河川は少ないですが森と水のつながりはとても大切です。
龍神の森は石岡市が平成17年までの予定で間伐をしたり、自然的な遊歩道を造ったりしています。またキャンプ場なども予定しています。
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