カテゴリ: 石岡市歴史紀行 タイトル: タイトル一覧・霞ヶ浦の自然 動植物・地域歴史・筑波山・自然ほか: 霞ヶ浦流域の歴史と史跡 市町村: 石岡市 (登録日: 2005/03/14 更新日: 2011/12/10)
◆常陸国衙跡第4次調査◆○国衙発掘、石岡市 (石岡小学校校庭)常陸国衙(ひたちこくが、常陸国庁)跡の第4次調査が平成16年10月6日〜平成17年3月31日まで約1300uの学術調査が石岡市教育委員会によって、昨年と同じく独立行政法人、奈良文化財研究所、埋蔵文化財センター山中敏夫氏の指導の元、茨城県石岡市総社一丁目278、石岡小学校校庭で行われた。 これまで昭和45年のトレンチ調査で国衙跡と推定されていた。その後1次〜今回の4次まで発掘調査が行われた。昨年の第3次調査は平成15年12月3日〜平成16年3月19日まで行われ4棟の建物跡のほか次のような国衙跡関連の遺構が確認された。 SB1501 堀立柱建物跡:|SB1502a 堀立柱建物跡:|>前殿と推定される。SB1502b 堀立柱建物跡:|SB1402 礎石建物跡{2次調査で発見SD1501 溝跡SK1501 遺物廃棄土杭(1)今回の調査で推定前殿の合体規模が判明した。SB1501 堀立柱建物跡:|SB1502a 堀立柱建物跡:|>16年度発掘SB1502b 堀立柱建物跡:|SB1605 礎石建物跡SB1606 堀立柱建物跡(2)国庁南方方形配置建物跡SB1601 堀立柱建物跡SB1602 堀立柱建物跡SB1603 堀立柱建物跡SB1604 堀立柱建物跡今回の調査で発見された建物跡は、第3次調査で確認したものを含め9棟です。そしてはじめて左右対称の建物が確認されました。西側の塀跡から中軸線までの距離が約50mであることから、国庁の東西規模は凡そ100mであったことが分かります。今後の調査によって国庁正殿の確認が期待されます。 (石岡市教育委員会、常陸国衙跡国衙域の第4次調査現地説明資料から抜粋させて頂きました。)2005年3月16日石岡市教育委員会、使用仮承認済