カテゴリ: 水草と沈水植物・霞ヶ浦水系 タイトル: タイトル一覧・霞ヶ浦の自然 動植物・地域歴史・筑波山・自然ほか: 霞ヶ浦流域の水草 市町村: 小美玉市 (登録日: 2006/07/01 更新日: 2011/12/10)
霞ヶ浦のコウホネ(河骨) Nuphar japonicum霞ヶ浦のコウホネは小美玉市高崎(旧玉里村)の霞ヶ浦岸辺から少し離れた水中のヨシ帯に沿って中規模の群落があります。このヨシ帯は1995年ごろまでは丸い島の状態でした。コウホネ群落の規模もヨシ帯の減少に伴って数分の一になりました。また、恋瀬川河口の霞ヶ浦との界部にも長い群落がありましたが1990年代の初め大きな台風のあと消えてしまいました。恋瀬川系では1990年代まで天の川系の支流各所にかなりのコウホネが見られましたがほとんど見られなくなってしまいました。コウホネは実生からうまく生育した個体が最初は水中葉から大きくなり、地中を横に増殖して行くようです。種子の発芽率は良いのですが小さくほとんどが流されてしまいます。霞ヶ浦高崎の群落地は旧ヨシ帯が島状で、浅瀬がケト土状になっていて発芽しやすい状態でした。現在は外側が波よけの工作物によって保護されています。少し残ったコウホネがまた増えるのを願っています。流域の河川では多くはありませんがあります。〔定点記録予定用〕