霞ヶ浦大橋の開通以来、R354の交通量が増大し、歩崎方面への交通量も増大してきました。この道は、田伏・後路からかすみがうら市(旧霞ヶ浦町)郷土資料館の前を通り、志戸崎の先へ抜けるようにバイパスされます。「郷土資料館や森林公園、水族館などにつながる県道石岡〜田伏〜土浦線についても、道幅が狭く屈曲している箇所が多く、大型観光バスなどは通行に支障をきたしているような状態であることから、田伏〜志戸崎地内のバイパス化を要望した結果、これについても事業化され路線が決まった。」 (『出島村史誌』、出島村史誌編纂委員会、p.379) この記事の出処は1989年(平成元年)の「でじま広報」(旧出島村の広報誌)の記事ですから、計画決定から10年以上経ってやっと完成に近づいてきたわけです。 出島地方の道の狭さとくねり方はこの土地独特の文化と見ることもできますが、生活のしやすさの観点からは改善が望まれるものです。当初、霞ヶ浦湖岸沿いのルートも計画されたようですが、護岸堤を舗装すると耐久上の問題があるとのことで、このルートになったようです。以下、この日に撮った風景からバイパス道の予定地をピックアップしてみました。
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