JR鹿島神宮駅は鹿島神宮の台地の下の低地にあります。この低地をさらに進むと鹿島神宮の御手洗池に突き当たります。水運が中心だった時代には、この辺を通って鹿島神宮へ詣でるルートが一般的ではなかったかと想像されます。古くは御手洗池が参道の起点になっていたと伝えられています。鹿島線が開業したのが1970年(昭和45年)8月ですから、それから既に30年が経過しました。鹿島神宮駅前も30年経ってやっと都市らしい整い方をしてきました。『航空写真集 茨城県』(1983年、茨城新聞社)の「鹿島町」(pp.144-145、1982-1983年撮影)を見ると、1980年代前半はまだ区画整理中で、住宅以外には建物らしいものは見あたりません。
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