アサザ見学会の最初の目的地、東田中に到着しました。東田中はいつも高浜から東光台へ行く時に通過していたところでした。この日初めて集落の道に入りました。谷津地の典型的な集落をしています。田圃にはワラが干されています。秋らしい風景ですね。ところで、近世の田中村が明治の初めに「東」田中村と改称された理由は知りませんが、ここが東田中とすると、西田中に該当する地域があったのでしょうか。『石岡の地名』には、水田の中に村落があったことが村名の由来であると説明されています。 バスを降りると蕎麦畑がまず目に入ってきました。東田中の田圃にはところどころに蕎麦に転作された田圃が見られます。この日の二週間ほど前、福島県の猪苗代湖を訪れた時にも湖岸に蕎麦畑が広がる風景を見ました。減反政策による休耕田が蕎麦に転作されているようです。蕎麦は山間の作物ですから、このような水田地帯で蕎麦畑に出会うのは全く意外です。
|