前のページでも触れたように、この企画は客観的な湖岸風景のデータ集を作ることです。私個人は、『マッピング霞ヶ浦*』を始めた1997年以降の近過去の環境と何が変わったかを過去の映像との比較で確認したいと考えています。またこれから時間が経過した後、これらを過去の記録データとして再び比較することを考えています。方法論的には、「クールな一筆書き」というものを考えていました。護岸堤の上には道路があるので、車を使えばかなりの区間の湖岸線をDVカメラで延々と撮り続けることができます。主観を関わらせずにカメラの回しっぱなしにするというか、クールに湖岸線を一筆書きしてみようというアイデアがこの企画を動機づけています。
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