宍塚大池沿いの道を歩いていくと、点々と秋の風物詩が。栗のイガイガも落ちています。土手にはヒガンバナが真っ赤な花を咲かせています。小さな秋ですね。♪ゴンシャンゴンシャンどこへゆく…という歌はご存じでしょうか。山田耕筰の技巧的なメロディーが印象的で、『曼珠沙華(ひがんばな)』と聞くと、なぜかこの歌を思い出すようになってしまいました。それから小津安二郎の『彼岸花』。この映画にはヒガンバナはどこにも出てきませんが、その代わりに真っ赤なヤカンが部屋の片隅に現れてきます。ちょっと余談でした。小津の映画のように秋日和というほどには晴れ渡っていませんが、天候にも恵まれ、路傍のヒガンバナも印象的です。台風が近づいているとは思えないほどです。
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