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〔03/01〕復路・横利根大橋:船の文化の見直し

分類: 〔03/01〕霞ヶ浦・横利根川舟航体験 地域: 横利根川
(登録日: 2003/01/13 更新日: 2024/09/12)

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撮影日: 2003/01/02 横利根川

再び横利根大橋を過ぎました。この辺にいるのも釣り客ばかりです。先ほどの大曲から先の流域が釣り場として開放されているらしく、この辺の釣り客の数は総じて少なくなっています。岸辺に停泊している船は土砂採取船のようです。

ところで、がいあ船長とおしゃべりしながらこの辺を通過しています。この時に思いついたのは「常磐線文化の見直し」です。東京へ(東京から)最速で、最短で、という効率性の価値観が引いてはこの地域の舟運、船の文化を衰退させてきたと見ることもできます。ヨーロッパでは、鉄道や車が普及した後も船は足の便として現役選手です。その際に運河が欠かせない交通路となって今に生きています。交通のオルタナティブ(代替的な選択肢)としての船がヨーロッパでは切り捨てられずに生きているわけですが、日本とはなぜこうも違うのでしょうか。船で移動して旅を楽しむ「道草くいの文化」が日本ではなぜかありません。がいあ船長によれば、イギリスではスマートという船で旅を楽しむ文化があって、普通の人が何日もかけて船で旅することを楽しんでいるそうです。日本では元来、こういう「楽しみ」としての旅が文化として育っていなかったかもしれません。旅=飛行機or鉄道or車となり、船を手段とする旅の文化は育ちませんでした。価値観が多様化し、豊かな生き方が求められるようになってきた今日、船で道草をくいながら非効率的な旅を逆に楽しむ文化が見直されてよいのではないだろうか、というおしゃべりをしました。船内トークは動画でお聞きください。
→「船内トーク#2:船の文化を見直そう
 

映像クリップ

(13件)
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