富士見塚古墳の頂はかすみがうら市(旧霞ヶ浦町)の最高峰です。35メートルもあります。台地全体が総じて30〜40メートルある鹿島台地に比べると、この辺の台地は低く20メートル台の高さ。それより一際高くなって35メートルです。公園として造成されてから頂には視界を遮るものがなくなり、高浜入を眺望する最良のスポットの一つとなりました。それでも視界に入る範囲は霞ヶ浦の入り江、高浜入のほんの一部分に過ぎません。あの広大な霞ヶ浦の入り江の一部です。反対側の低地は菱木川沿いの低地です。おそらく古墳が造成された当時には海が広がっていたのでしょう。富士見塚古墳という名前のとおり、ここからは富士山が遠望できたはずです。もしかすると今でも見ることができるのかもしれません。筑波山ははっきりと見えています。
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