霞ヶ浦揚水機場周辺の続きです。湖岸の用水取水場の水が取水樋管から取水されます。「霞ヶ浦用水取水樋管門扉」の銘板には、1988年(昭和63年)3月施工と記されています。茨城県西、筑波山地周辺の農地への農業用水の確保、都市用水の確保を目的に、大規模な基幹線水路の工事、霞ヶ浦揚水機場の建設が並行して進められ、1988年4月には、都市用水新治水系の一部と農業農水(新治・藤沢・八郷)の一部の通水が始まりました。この通水開始に向けて取水樋管が施工されたことがわかります。(参考資料:「霞ヶ浦用水事業」パンフレット、水資源開発公団霞ヶ浦用水管理所、1995年)
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