国分寺・薬師堂の側に「護国忠魂碑」が立っています。護国忠魂碑はさまざまな寺社仏閣の境内に残っていますが、常陸国分寺のように、お寺さんに忠魂碑があるのは少し珍しいのではないでしょうか。また忠魂碑の前には、「満州事変紀念」物が鎮座していて、目を引きます。戦争の記憶が、このように残っていることは当時の時代背景を我々に想起させてくれます。まるでタイムカプセルのように存在していました。この忠魂碑の片隅には、さらに「大師堂薬師堂修繕記念碑」が立っています。現在の常陸国分寺にある弘法大師堂、薬師堂の背景が少し見えてきました。記念碑の裏には、「昭和二十九年五?月…建之」とありますので、高浜町と合併した石岡町が市政を施行して間もない頃(市政施行は1954年2月)に立てられたことがわかります。
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