霞ヶ浦の下流域は常陸利根川と連続し、利根川へと出ていくわけですが、この辺りが常陸利根川の最上流地点になります。地図でこの辺の川幅を計ってみると、250mほどありました。護岸堤が整備されていることもあり、湖岸は極めて無表情で単調な景観になっています。ところで、少し前まで、霞ヶ浦−外浪逆浦間の常陸利根川は北利根川、外浪逆浦−利根川間の常陸利根川は常陸川と呼ばれていたのですが、なぜかこの2つの水路を総称して常陸利根川という河川名になりました。また、どうでもよいことですが、河岸に立っていた河川名境界標識を見ると、霞ヶ浦の最下流地点は「起点0.00Km地点」、常陸利根川最上流地点は「終点9.20Km地点」と表示されています。建設省では、河口を起点として河川を計っているのだとわかりました。
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