浮島湿原を訪れたのは、この時が初めてでした。緑色の絨毯を敷き詰めたような見事なまでの葦原が一面に広がっています。浮島湿原は、コジュリンなどの貴重な鳥たちの生息地としても知られています。こうした自然環境の保護のために、人が入り込める場所は制限されています。浮島湿原には、妙岐ノ鼻鳥類観察小屋というものが建っており、そのそばに駐車場があります。鳥のさえずりだけはよく聞こえるのですが、広大な葦原に隠されて、鳥の姿を見ることは殆どできません。空を飛ぶ鳥たちも遥か遠くを飛んで行くだけなので、何の鳥なのか全く識別ができませんでした。浮島湿原には、1997年10月にも訪れました。その時の映像は、「〔97/10〕浮島湖岸・浮島湿原1」「浮島湖岸・浮島湿原2」「稲敷市(旧桜川村)・浮島湿原〜稲敷大橋」に掲載しました。10月の湿原は、葦の葉は黄ばみ、白い花を付け、セイタカアワダチソウが黄色い花を咲かせ、この8月の緑一色の風景とは違った秋の風情を漂わせています。
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