土浦新港を眺めて見て、第一に目につくのは、この砂山でしょう。新川側の湾内の岸壁に延々と砂山が出来ています。霞ヶ浦では、底泥の浚渫が行われていますが、この砂は、浚渫された底泥とは別物で、土木工事用、コンクリート材の資源として、霞ヶ浦から採取される砂、砂利です。年間、50万トンが霞ヶ浦から採取されると言います。霞ヶ浦の資源として砂が活用されているとは、意外な側面でした。「映像クリップ」には、延々と砂山を撮り続けた映像をクリップしました。よく見ると、砂、砂利の質に違いがあるようです。下の資料によると、「霞ヶ浦の砂利質は、砂岩、安山岩、凝灰岩など」で、「二万八千年から三万五千年前の霞ヶ浦には、鬼怒川が流れ込んでおり、現在採取されている砂利は当時のもの」と言います。 (参考資料『霞ヶ浦、21世紀へ 世界湖沼会議の記録』、常陽新聞社、1997、pp. 22-23)
|