霞ボートには、白帆、美浦、みずすまし、水馬などの名の付いた船舶が停泊しています。これらは、霞ヶ浦工事事務所の船舶でしょう。これらについて言及された資料がないか調べてみましたが、『霞ヶ浦の系譜』(レイモン・アザディ著、筑波書林、1995年)の年表(1989年)に、これに少し触れた個所がありました。「建設省霞ヶ浦工事事務所が老朽化した水面清掃船「清明号」の代船として新型船「水鳥」(全長一八メートル、巾七・二メートル、採取能力六〇分当たり六〇立方メートル)を稼働させた(八月一七日)。昭和五十一年から稼働していた清明号は湖水採水能力一時間当たり二〇立方メートルであったが昭和五十六年に湖水清掃船「美浦」が新たに加わり「清明」「美浦」と二隻で稼働していた(「美浦」の採水能力は六〇分当たり五〇立方メートル)。」(pp. 117-118)
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