かすみがうら市下軽部の集落を安食・宮下方向へ進みました。出島地方の中央に広がる台地の縁部の傾斜地に集落は広がっています。なぜ、このような傾斜地に集落が形成されたのかはよくわかりません。安食、岩坪、牛渡、加茂、大和田などの集落も台地の傾斜地に広がっています。傾斜地の集落のため、屋敷の周囲は城塁のような石垣の土手になり、昔に形づくられた道幅を広げることもできずに今日に至った状態がよくわかります。集落を通る道筋はどこも狭く、やっと車が1台通れるぐらいの幅です。おまけに道が入り組んでいます。それぞれの屋敷の土手、外塀、生け垣などにも特色があり、古い集落の面影を今日によく伝えています。
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