長年、見慣れた風景ではありますが、筑波山地がここまで明瞭に眺望できると、改めて、この地域における筑波山地のシンボル的意味あいの大きさが実感されてきます。地図でご覧いただくとよくわかりますが、筑波山地は非常に小さな山地です。全国の大半をしめる山間地に筑波山地を持っていったら、存在そのものが周囲の山々の中に埋もれてしまうことでしょう。この山並み景観を見ると、筑波山地の北部の峰、加波山(かばさん、標高709m)が意外に近くに迫って見えることに驚かされます。石岡市(旧八郷町)と石岡市の境界にある小さな山、龍神山(標高163m)もはっきりと確認できます。
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