成井入口から西成井集落の外れにかけて、延々とこの沿道にコンクリート造りの出島用水路が続きます。この区間の用水路が完成してから、既に30数年が経ちました。コンクリートの汚れ方にその歴史が偲ばれます。出島直線工業所裏手の角で、高架の用水路が一旦地中に潜りますが、この間の水はどのようにして送られてくるのでしょう。不思議ですね。余談ですが、私が物心ついた頃、昭和40年代初頭には、既にこの用水路はありました。たしかに、その頃のコンクリートはまだきれいだったと記憶しています。かすみがうら市安食の実家から遠出をして、この辺まで遊びに来て、用水路にたくさんのお玉杓子が泳いでいるのを見るのを楽しみにしていました。お玉杓子の用水路というイメージがその頃に擦り込まれました。当時、ここを流れている水が霞ヶ浦の水であることなどは思いもよりませんでした。
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