小舟津十字路からR354を進みました。土浦市→かすみがうら市(旧霞ヶ浦町)→行方市(旧玉造町)→行方市(旧北浦町)→鉾田市(旧大洋村)と続くR354は元々県道が国道に昇格した道筋で、少し悪い言い方になるかもしれませんが、異なる県道が継ぎはぎ状につながってできた道筋です。行方市(旧北浦町)山田の鶴ヶ居から馬渡にかけてのR354は、道幅が急に狭くなり、こうした旧県道の面影を残しています。集落の屋敷が建て込み、台地が道の端にまで迫っていて、これでは道の拡幅も難しいという感じがします。これは、鶴ヶ居〜馬渡に限らず、北浦を含む霞ヶ浦*の湖岸に共通した状況です。この道筋の左方向(北方向)には、北浦湖岸が延びています。武田川の河口域の北浦の入り江(小舟津ワンド)の湖岸になります。この湖岸と接する北浦の流域は幅が狭く、対岸が間近に迫って見えます。これも土地の狭さを印象づけています。
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