西の洲岬から和田岬へ向かって浮島の沖を移動し、次第に和田岬へ近づいてきました。浮島の集落は、和田岬のある霞ヶ浦湖岸よりは、旧陸地の南側(現在は野田奈川干拓地の北側)に密集して広がっています。この地点まで来ると、遥か南方に広がる稲敷市(旧東町)一帯が視界に入ってきました。進行方向の右手遠方(南方向)に見える川は利根川です。稲敷市(旧東町)の中心部になる結佐(けっさ)の集落まではっきりと捉えることができます。さらに進むと、眼下に見事な形状の浮島湿原(妙岐ノ鼻)が見え、その対岸に本新島干拓地が近づいてきました。水田の区画と真っ直ぐな道沿いに形成された細長い集落の整然とした本新島干拓地の風景は印象的です。
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