この日の視界は極めてよく、さらに快晴に恵まれたので、このような好条件下で撮影したデジタルビデオからはさぞかし鮮明な質の画像が得られるだろうという期待がありました。たしかに、曇天の中、撮影した映像に比べれば鮮明ではありますが、それほど期待したほどではなかったというのが画像素材を作成した後での感想です。期待ほどにすぐれなかった原因には、 1) 条件がよくてもカメラはできるだけ静止させないとピントが甘くなる 2) 船が絶えず揺れていて静止しきれない といったことがあります。ジェットホイル特有の航行の速さがカメラのパンニングを速めさせたという心理的な影響(早く撮らないと景色の見え方が変わってしまう…とか)も結構大きかったと反省されます。「ぶれない映像」というデジタルビデオへの過信も禁物と感じました。
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