出航前に船の甲板から対岸の港町湖岸を捉えてみました。港町は土浦港湾と桜川河口に挟まれた岬状の湖岸に広がっています。土浦駅東口から岬にかけて一丁目、二丁目、三丁目と続いています。港町の岬の先端部、土浦港の出口にサンレイク土浦があり、この建物が港町のランドマークになっています。ところで、『航空写真集茨城県』(茨城新聞社、1983年)に掲載されている土浦市街の航空写真を見ると、この15年ほどの間に港町周辺も大きく変貌してきたことがわかります。まず、田圃が現在では殆どなくなり、港町一帯が宅地に変わりました。また、土浦駅の構内に入り込んでいた港湾部が埋め立てられ、現在はその港湾跡に土浦市営駅東駐車場、ホテルアルファなどのビルが建ち並びました。土浦港に面する港町の湖岸はさらに埋め立てられ、現在は埠頭がこの対岸にまで延長されています。この時も浚渫船などが横付けされていました。
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