比較的間口の広い入り江・余郷入から古渡入に入ると、流域は狭まり、古渡入の特徴ある景観に変わってきました。見る方向によっては、実に印象的な美しい風景です。古渡の岬、堂崎鼻はこの地点からは特に印象的です。「絵に描いたような美しさ」とはこのような風景を言うのでしょうか。対岸の湖岸に広がる自生の樹木、集落の屋敷森が実に美しい景観を成しています。古渡入にはいつも何雙もの浚渫船(土砂採取船かもしれない)が停泊して作業をしています。奥行きのある入り江を縦方向に見ると、湖上は浚渫船と送泥管で埋め尽くされているかのような印象を受けます。
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