2011年3月11日に発生した東日本大震災で、東北地方は地震に加え、津波、原発事故による大きな被害を受けました。茨城県も少なからぬ被害を受けました。地震当日、私は上田で翌日3/12から開催する「インターネット時代のビデオ制作講座」を準備していました。数日、茨城の実家には電話がかからない状況が続きました。
それから数日経ち、被災地の状況がマスコミで伝えられるようになると共に顕在化した問題は、被災地であるはずの茨城の状況が伝わってこないという問題でした。このことはマスコミが津波の被災地と原発事故に主軸を移したということによるものだけではありません。むしろインターネット時代になり、誰もが情報発信者になれるようになってもなお、個人が地元・茨城の情報を発信していないという問題がより深刻であると私は受け止めました。
大震災後ガソリン不足が問題となり、車で行きようのない状況がしばらく続きました。4月に入り、大学の仕事も始まり、全く何の貢献もできないまま時が過ぎました。
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