茨城から信州上田までの帰り道、横川SAに立ち寄りました。店内では「富岡製糸場」のみやげ品がコーナーを設けて販売されていたのが目を引きました。みやげ品が品揃えされているのもそれだけ観光PRをしているからに他なりません。「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本からユネスコに世界遺産に推薦することとなったものです。富岡製糸場の観光客が増加をし続け、世界遺産のPRもしていることはたいへん結構なことですが、他地域とさらに連携しあうと群馬県はさらに引き立って世界遺産の後押しとなっていくのではないでしょうか。
古くから絹の歴史が深い常陸国(茨城県)には、筑波山麓の蚕影神社、結城地方などに絹の伝来に関わる伝説などがあり、結城紬はその代表的な文化として全国に広く知られています。蚕糸王国長野県は群馬県をしのぐ生糸の生産量で全国一の生産地となり、近現代の蚕糸業の発展に大きく貢献しました。大きな広がりの中でぜひとも世界遺産をPRしていただきたいものです。
(補足)店内の垂れ幕が「絹産業遺産郡」となっていてあれあれ?と思いました。正しくは「絹産業遺産群」です。
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