茨城県の区域は大きく東・西・南・北・中央と分けられています。県西、県南、県北、県央…。ただし県東だけは「鹿行」(ろっこう)と呼びます。東西南北ではなく、鹿島郡、行方郡の地域名から県東が「鹿行」と呼ばれている地域であることにそもそもの特異性があります。
地図で見ると、鹿行だけは海と湖によって隔てられ、それぞれが鹿島台地、行方台地の細長い半島を成しています。この地勢的特性がこの地域を「鹿行」と峻別させる要因になっていると思われます。
『マッピング霞ヶ浦*』では時折鹿行を採り上げてきました。振り返ってみると鹿島アントラーズを採り上げたのは何と1998年が最後です。あれからそんなに時間が経ったのかと思います。
その後、平成の大合併があり、鹿行は鉾田市、鹿嶋市、神栖市、潮来市、行方市の5市となりました。つまり全て市になり郡部がなくなりました。
2016年12月、たまたま2回、鹿行を訪れた機会にこの地域を記録し綴ってみました。
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