JR常磐線と霞ヶ浦地域を考える時に、特にフォーカスを当てるべき駅が2つあります。一つは神立駅、もう一つは高浜駅です。東京周辺の広域な都市化が進み、東京への通勤圏が土浦駅まで広がって久しくなります。常磐線の特急のほとんどは神立駅の一つ手前の土浦駅で停まります。鈍行は土浦終点も多い。
それに比べ、隣駅の神立駅は特急は停まらず、土浦以南よりも数少ない鈍行のみが停まる駅です。しかしながら、日立建機、日立製作所を初めとして神立周辺には多くの工場が立地し通勤利用者が多い駅でもあります。その神立駅が取り壊され、建て替え工事中であることを知りました。駅周辺の店舗も更地化されたところがあり、新たな建物が建つのでしょうか。
実家に暮らしていた高校生の時期まで、実家からたびたび東京へ出かける際には最寄りの駅として神立駅を利用していました。今回、「谷中ぶらり、常磐線」を特集するに当たり、偶然にも現在の神立駅の状況に接し、「変わりゆく常磐線」に思いを馳せることとなりました。この特集「〔18/02〕谷中ぶらり、常磐線」はこれでおしまいです。
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