関宿で最も見たかったスポットの一つがここ関宿水閘門です。本当はこの地点へは江戸川沿いの道路を通って行けるものと思っていましたが、そのようには通行できませんでした。堤防道路は車が通行できないように閉鎖され、サイクリングロードとして整備されているようでした。
それにしてもこの水門は素晴らしい。日本の近代の歴史をここに刻んだかのような近代化産業遺産です。
1918年(大正7年)に着工し1927年(昭和2年)に完成したと言います。水量を調節するための水門と船が通行できるようにするための閘門が併設された複合的な水門です。そのため水閘門というネーミングになっています。
古い水門ではレンガが使われていますが、この水門にはレンガはなくコンクリート造である点も特徴です。当時、主流となりつつあったコンクリート造で建設された水門としても希少なものです。
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