渡良瀬遊水地の中に渡良瀬貯水池（谷中湖）があります。地図で見ると谷中湖はハートの形に見えます。北中央エントランスから北水門子供広場ゾーン〜谷中村史跡保全ゾーンに入りました。北中央エントランスの近くに渡良瀬遊水地ウォッチングタワーがあります。
そこからさらに入ったところに駐車場、「体験活動センターわたらせ」の建物があります。周囲は草地の公園になっており、谷中湖沿いには道路がめぐらされています。道路はかつては車道であったらしく舗装されています。現在は遊歩道として使われ、車の通行はできないようになっているようです。
草地の公園は谷中村の跡地です。敷地内に「谷中村について」と題する説明板が立っています。これによると1877年(明治10年)頃から渡良瀬川上流の足尾銅山から流失する鉱毒により、谷中村は遊水地となり、1906年(明治39年)、谷中村は当時の藤岡町に合併させられて、廃村となりました。田中正造が足尾銅山の鉱毒問題を提起し、その対策に尽力しました。現在、村があったことを物語る建物などは何一つとして残されていません。
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