神栖市萩原の辺りで常陸利根川の側に出てみました。かつて蚕の化身である金色姫が天竺からやってきて上陸した場所と見ることもできます。伝説ではありますが、日本での養蚕の歴史は古く、おそらく海伝いに蚕が伝来したことは想像に難くありません。概ねこの辺り、と見立てておきます。
それにしてもあまりに殺風景な風景です。常陸利根川は川というよりは湖のように見えます。水郷らしく川べりの土地は真っ平らで田圃だけが広がっています。常陸利根川の堤防だけが高く、広大な平地の視界を遮っています。
この川は常陸利根川(常陸川)ですが、明治時代は利根川の本川でした。いつ頃、利根川本川が常陸利根川と分離したのか、後日、調べておきたいと思います。
常陸利根川(常陸川)は間もなく河口の常陸川水門に至ります。この地点からは蛇行しているために見通せません。対岸は細長い中洲のような場所が細長く常陸利根川沿いに続いています。そのさらに奥が利根川になります。利根川に隣接している地点ですが、利根川までは見通せません。
|