老舗の呉服商小網屋が百貨店業を始めたのは1951年とのこと。1981年、新装開店した土浦店が1999年当時の小網屋です。1999年1月にこの地を訪れ、一か月後の2月に閉店しました。その後、建物は解体され、跡地は高層マンションになっています。
土浦市街の古い地図を見ると、当時の土浦市街は中心市街地(中城町)に向かって川口川が延び、河岸型の川口川が商業地を形成していました。土浦駅が現在の場所にできたことにより、駅前通りが小網屋前に向けて延び、あの変な曲がった大通りが形成されました。
その駅前通りと川口川沿いの川口町がY字に交差するY字の角に武蔵屋が建っています。「霞ヶ浦名産」「うなぎ」「しら魚」「焼わかさぎ」「佃煮」という文字が広告看板に書かれています。レトロな鉄筋コンクリート造の建物も印象的です。土浦を代表する歴史的な都市景観スポットです。
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