「観光マップいばらき」は茨城県庁の2階ロビーで入手しました。
国土地理院の地形図に基づき作ったもの。昭文社が地図複製。霞ヶ浦の入り江・高浜入は国定公園のエリア外です。浮島湿原(妙岐ノ鼻)もエリア外。
物心ついたころから霞ヶ浦の高浜入はエリア外でしたので、それが当たり前だと思い込んでいました。今も変わらず、と思っていました。
ところが、茨城県の「水郷筑波国定公園」の公園計画図に示されているエリアは高浜入、浮島湿原を含むエリア指定となっています。国定公園のエリアが上記マップとは単純に食い違っています(下記リンク参照)。
次の資料「水郷筑波国定公園(水郷地域) 区域変更状況図」には浮島湿原(妙岐ノ鼻)を国定公園に含めることに対するパブリックコメントの募集が掲載されています。つまり、これらは国定公園エリアにはなっていないということです。(下記リンク参照)
念のため茨城県庁の担当課に問い合わせてみました。高浜入は1988年5月の変更により、浮島湿原(妙岐ノ鼻)は2005年の変更により国定公園になったということです。知りませんでした。確認できる情報が不足していることも誤認の一因にあります。また「観光マップいばらき」のように、大手業者が関わって作成したマップでさえ古いエリアのまま記載され、その間違いが看過されるということが起きています。環境省が国定公園の情報を出していれば確認がしやすかったのですが、国立公園に対して国定公園の情報量はあまりに少なく、全くわかりませんでした。浮島湿原を国定公園に含めるかのパブリックコメントは、高浜入が国定公園になってしばらく経ってからの記録でしたので、高浜入の変更については記載されていなかったようです。たいへんに紛らわしいことでした。
何事もきちんと確認しないといけない、ということを改めて教えられました。
この企画「〔19/08〕水戸・霞ヶ浦」はこれでおしまいです。
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