約20年にわたり長く暮らした長野県上田市からつくば市に転居したのが今年2025年2月。それから早くも8ヶ月が経過しました。つくば市旧市街(筑波研究学園都市)の中心部周辺にもすっかりなじんできました。この日、10月12日は好天にも恵まれ、1時間ほどぶらぶら散歩をしました。
つくばと霞ヶ浦の関わりはいくつかあります。
一つ目はこの地域の2大シンボルである筑波山と霞ヶ浦。筑波山と霞ヶ浦が共にある関係。この地域観は私だけでなく、この地域の人々がおそらく感じている地域観では。私の『マッピング霞ヶ浦*』でもその地域観は通底しています。「水郷筑波国定公園」でもつながっている広大なエリアです。
二つ目は県南の中心都市である土浦市との近さ。土浦市は長く茨城県南の中心都市として存立してきました。つくば市と土浦市の中心部は車で移動して15分程度の距離しかなく、隣接する都市圏です。
三つ目は水道水。筑波研究学園都市がこの地に建設されたのは霞ヶ浦を上水道の水源とすることができること。『マッピング霞ヶ浦*』では「インターレイク」の概念を提起しています。流域という概念だけでなく、水でつながる地域は広義の流域です。つくば市民が霞ヶ浦の水によって日々の生活が支えられています。加えて霞ヶ浦から取水された水は県西地区にも農業用水として配送されています。この日の散歩ではそこまで考えなくても、霞ヶ浦の取水施設の前を通りました。「あれ、こんなに身近なところに霞ヶ浦の水が」ということは日頃から感じています。
そうしたことも意識しつつ、この日は気楽につくば市旧市街の竹園〜吾妻をぶらり散策し、周辺の様子を記録してみました。
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