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『マッピング霞ヶ浦*』について

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(登録日: 1997/01/07 更新日: 2024/09/12)

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撮影日: 1998/08/17 土浦市手野町(私が発見した新たな景勝地の一つ・手野湖岸)


地域発見のためのマルチメディアデータベース


その地域の特性や魅力は、どのようにすれば捉えられるでしょうか。これは、多くの地域にとって、興味あるテーマではないでしょうか。『マッピング霞ヶ浦*』では、マルチメディアデータベースとして大量の地域情報を扱うことにより、地域の新たな認識に役立つさまざまなヒントを提供します。多量の地域景観画像が、そうした理解に役立つものと思います。私の視点や興味を通して捉えた情報ばかりですが、そこには、個人の視点を超えた多くの価値ある情報が内包されているのではないかと思います。

美しかったかつての霞ヶ浦*は、堤防の建設と、青緑色のペンキのごときアオコの異常発生によって見るも無惨に失われてしまいましたが、徐々にかつての美しさを回復しつつあります。幾分かはその喜びとより多く失われた過去への追悼の思いに満ちているかもしれません。

霞ヶ浦*周辺の客観的な情報や観光情報はここからは得られません。吉田兼好さんの「徒然草」のようなものと極めてプライベートなメディアであった写真アルバムのようなものが合体してオンライン化されたものだとお考えいただけば誤解がないと思います。自画自賛ながら、比較的よく出来たと思うページにはを付けました。更新時から2週間以内に追加されたページにはが付きます。
 

制作の動機


山形県に暮らし、山形県域の地域情報化という課題に日頃直面しています。ところで、私の出身地・かすみがうら市(旧霞ヶ浦町)周辺の状況はどうなっているのだろうと、ホームページの状況などを調べてみると、あまりに情報の少ないことに驚きました。山形県内の地域情報化があまりに立ち遅れているので、その改善に日々取り組んできていたわけですが、霞ヶ浦*周辺はその状況と比べても決していい状況ではないことがわかりました。「いくら何でもこれでは…。一つ何かのお役に立てれば」というのが直接的な制作の動機です。これが、結果的にかすみがうら市(旧霞ヶ浦町)の対外的な認知度の向上などに寄与するとしたら、それは望外の喜びです。

ホームページの制作自体はたいした作業ではないので、それならまず私がやってみるか、と。幸い、自作したWebページの自動生成システムもあることだし、気楽に楽しんでやってみようと。構想したのが97/01/04、公開が01/07という超短期で公開の運びとなりました。あまりにインスタントすぎはしないかというそしりはあるかもしれませんが、これからページが増えていくにつれ、価値ある個人データベースになっていくものと思います。さらに、これらの個人的な情報を皆さんが価値ある情報と評価して下されば、それは社会財的価値を派生させることになります。そうなるように期待したいものです。

もう一つ、山形県に暮らして、多くの方々とおつきあいもあるわけですが、依って立つ文化やバックグラウンドの違いを日々、意識しないわけにはいきません。「私の生まれ育ったところはこういうところなんですよ」という情報をお伝えしたいという狙いもあります。
 

Webページ作成支援の試み


先頃、新しいメディア「ビデオアルバム」についての研究論文をまとめました。このページは、その具体的な実践のためのページです。HTMLでWebページを自力で作れる方は幸せな方で、殆どの方がインターネット利用はおろか、パソコンも使えない状況にあります。その一方、写真アルバムは誰でも作っていますし、作ることができます。また、近年、デジタルカメラが急速に普及しつつありますが、ビデオカメラ(デジタルorアナログ)を使えば、素材はデジタルカメラよりも遥かに大量の画像ソースを作成することができます。これらの可能性をWebページ作成に結びつけていけるようにするために、「誰にでも」という訳にはいきませんが、比較的容易に写真アルバムWeb版を作れるようにする支援ツールを試作しました。暇があれば、上記の論文を公開しようと思っています。『マッピング霞ヶ浦*』は半ば道楽で始めたわけですが、それが同時に研究の材料になるのは、私にとっては幸福なことです。

ホームページを作成している多くの方は、ページをHTMLでせっせと手作りなさっていると思いますが、Webは単なる一つのアウトプットと考え、ソースからWebページを自動生成する方が生産性は飛躍的に向上します。この生産性が悪いことが、現在のホームページの大きな問題点と捉えています。『マッピング霞ヶ浦*』では、「ビデオアルバム」「Multimedia Mapping法」(旧名称「WWW指向MMDB(MultiMedia DataBase)」)の2つの方法論の実践として、Webページを自動生成システムで作成しています。
 

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