シラサギは、霞ヶ浦湖畔の風物詩とも言える存在です。シラサギと言っても、コサギ、チュウサギ、ダイサギと何種類かあるのですが、地元ではそれらを十把ひとからげにしてシラサギと呼びます。それらを識別しないのは、霞ヶ浦流域に暮らす人たちの文化なのかもしれません。ところで、このシラサギはコサギです。田圃で餌をついばむ様、群れた様、群れたサギたちが一斉に飛び立つ様は、霞ヶ浦田園詩といった風情があります。もっと接近して撮れればよかったといつも悔やまれます。昔の人々はシラサギを屏風に描きましたが、この映像、気がついたら、まるで屏風絵のように仕上がっていたのに驚きました。
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