2001/04/01、旧牛堀町と旧潮来町が合併して新生「潮来市」がスタートしました。舟運や潮来節などによって全国通津浦々までその名を知られた歴史ある町でありながら、市にならなかったのは人口規模が市昇格の基準に至らなかったためでした。牛堀町は潮来町よりさらに人口規模は小さく6千人ほどです。現在、市昇格には人口5万人以上であることが必要ですが、合併特例法により、両町併せて人口が3万人台ながら市に昇格することとなりました。牛堀・潮来合併の話は何年も前から聞いていましたが、市に昇格したのは、まさに特例の恩恵です。「潮来市」ができたことで、潮来は霞ヶ浦(西浦)に接する市となり、Ｖ字状の霞ヶ浦の３極が３市（土浦市、石岡市、潮来市）によって結ばれる構造の地域へと変わりました。何事も急には変わりませんが、今後、潮来市が霞ヶ浦*地域の吸引力を増して地域の活性化に貢献していくことを期待したいものです。「牛堀町」「潮来町」のこれらの標識は今後見ることができない歴史的記録となりました。
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