「霞ヶ浦と聞いて連想するものは何ですか?」と聞かれれば、私などは真っ先に帆曳き船を挙げます。帆曳き船ほど霞ヶ浦と強く結びつき、霞ヶ浦のシンボルとして図案化されてきたものは、他にないのではないでしょうか。図案化しやすいものには筑波山とか、ワカサギとか他にもなくはありませんが、やはり霞ヶ浦特有の表徴は何と言っても帆曳き船でしょう。霞ヶ浦沿岸の各地域で、「霞ヶ浦」から連想するものに違いがあるかどうかわかりませんが、かすみがうら市(旧霞ヶ浦町)の人なら、おそらく間違いなく、帆曳き船が挙がるでしょう。97/04/01に誕生したかすみがうら市(旧霞ヶ浦町)(旧・出島村)の町章は「21世紀にふさわしい町のイメージを」という趣旨で一般公募し、選ばれたものです。やはり、ここにも帆曳き船がモチーフに使われています。霞ヶ浦から帆曳き船の姿はなくなっても、依然として霞ヶ浦のイメージは帆曳き船です。
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