質と量のバランス 何と言ってもピントが甘いのが惜しまれます。カメラをゆっくり動かすなどの配慮で改善はできるかもしれませんが、数を増やしたいと思うと、勢い速く動かしてしまいます。よく撮れた空撮の写真などは、「じっくりと構えて撮る」というものでしょうから、やはり画質は犠牲になるということかもしれません。「質をとるか、量をとるか」という選択が要求されているように思います。総じて見ると、割ときれいに撮れたものもあり、わずか30分で得られた素材と考えれば、悪くないのではないだろうかと思います。DVの解像度の限界 DVの解像度の限界(640×480ピクセル)は、かなり画質に影響しています。解像度が高ければ、それほどカメラを急いで回す必要もなく済むわけですから。解像度が低いので、多くのサンプルを得るためにより多く撮らなければならないということになります。 画像合成の可能性 DVから抽出した多数の静止画を素材に大きな風景画像を合成することができる点は、解像度の低さを補ってくれます。この可塑性が写真では得にくい利点かもしれません。 セスナ機からの視界の限界 これは撮っていて一番に感じた点です。2列×2席の機内の前列席から撮影しましたが、映像をご覧になっておわかりの通り、視界の制約をかなり受けています。さらに、フロントガラスは湾曲しているので、湾曲部越しの風景は結構歪んでいます。
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