「マッピング霞ヶ浦*」の狙いは、個人の「eポートフォリオ」作りの実践でもあったわけです。豊かな生き方の創造、豊かなコミュニティの創造を対社会に提案して来ました。主体的に学習すること、主体的な学習の輪を作っていくこと、ITを本来の目的の手段として活用していくこと、どれをとってもなかなか大変なことのようです。そこにはとても楽しい世界が待っていますよ、というメッセージを私のポートフォリオ「マッピング霞ヶ浦*」を通し、不特定多数の方々に送り続けているつもりです。「PushCorn」のリリースを最初、「東北芸術工科大学公開講座『PushCornワークショップ・楽しく協働学習』」から本格的に始めました。この取り組みが文部科学省などが行っている「IT活用型生涯学習事業プランニング支援事業」のモデルケースに選定されました。後日、文部科学省エルネットの番組・デジタルコンテンツの両方で紹介されることになりました。また、これと並行して、「全国文化・学習情報提供機関ネットワーク協議会」主催「ネットワークフォーラム in 青森」の第1分科会「市民参加による情報コミュニティの創造」のコーディネータをつとめさせていただきました。「構造改革」という言い方もされています。社会構造の変化に伴う社会システムの再編という視点からは、そのような言葉になってしまいますが、大切なことは一人一人が主体的に生きることのできる社会の創造、ということです。そこに導くためにも「eポートフォリオ」が有効なのです。「マッピング霞ヶ浦*」で現実に私がやれていることは、他の人にもできる、というのがかねてから考えていることです。構造改革の前に、自分自身の生き甲斐を発見していただく方便としての「eポートフォリオ」を発見していただければと思っています。
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