鹿嶋市宮下二丁目・鹿詰公園
剣聖塚原卜伝生誕五百年祭記念碑
平成元年は塚原卜伝が生まれて五百年に当る記念すべき年であることから、町民挙げて剣聖の偉徳を偲び、武道発祥の地鹿島にふさわしい記念事業を実施してこれを後世に伝えると共に併せて町の活性化を図かるため昭和六十三年十月剣聖塚原卜伝生誕五百年祭記念事業実行委員会が結成された。
記念事業としては昭和六十三年から三ヶ年計画をもって、全国古武道大会の開催、卜伝銅像の建立、記念誌の出版、墓地の整備、卜伝杯武道大会、剣豪まつり、記念講演会、等の開催、各種広報資料の作成発行等総費用約五千萬圓を子定して準備を進めた処、町当局の補助金を始めとして町民各位大多数のご賛助篤志者・企業関連各会社・各種関係機関の絶大なご協賛とご支援を戴き計画通りの事業が盛大裡に滞りなく遂行され、特に全国古武道大会は平成元年十月十五日勤労文化会館を会場として、北は青森から南は鹿児島に至る全国著名三十流派が参加して独自の演武を披露し、卜伝銅像については製作を東京在住の彫刻家日展評議員、雨宮淳氏に依頼し平成二年八月二十日除幕式を執行した。又剣豪まつりについては平成三年より町主催に係わる鹿島祭りが創設されその中核としての卜伝行列として実現をみた。
ここに実行委員会を解散するに当り剣聖の経緯を併記して記念の碑を建立する。
(略)
平成四年一月吉日
剣聖塚原卜伝生誕五百年祭記念事業実行委員会
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